女性に多い甲状腺機能低下症。太りやすくなる理由や、下半身太りの特徴、生活でできる対策を解説。ホルモンバランスを整えながら健康的に体型を維持する方法を紹介します。
甲状腺機能低下症とは？
甲状腺は体の代謝をコントロールするホルモン（T3・T4）を分泌しています。甲状腺機能低下症では、このホルモンが不足するため、体のエネルギー消費が落ち、脂肪がつきやすくなる状態になります。
主な症状
- 疲れやすい、倦怠感
- 冷えやむくみ
- 下半身中心の脂肪増加（洋ナシ型体型）
- 基礎代謝の低下
甲状腺機能低下症で太りやすい理由
- 基礎代謝が低下する
何もしなくても消費されるカロリーが少なくなるため、同じ食事量でも太りやすくなる。 - 水分代謝の低下でむくみやすい
下半身に水分が溜まりやすく、脚が重く感じることも。 - 筋肉量が減りやすい
代謝が落ちることで筋肉量が低下。筋肉が減るとさらに脂肪がつきやすくなる。 - ホルモンバランスによる脂肪分布の偏り
洋ナシ型体型になりやすく、下半身に脂肪がつきやすいのが特徴。
太りにくくするための生活対策
1. ホルモン値を整える
- 医師の指導のもと、チラージンなどの甲状腺ホルモン補充療法を続けることが最優先。
2. 運動で代謝をサポート
- ウォーキングや家でできる呼吸体操など、軽めの運動でも下半身の血流を改善。
- 筋肉を使うことで基礎代謝を少しずつアップ。
3. 食生活・むくみ対策
- 塩分を控えめにして水分代謝を整える
- カリウムを含む野菜や果物を取り入れてむくみを軽減
まとめ
甲状腺機能低下症は太りやすい体質になりやすいですが、適切なホルモン治療と生活習慣の工夫で、体型の維持は可能です。特に下半身のむくみや脂肪は、家でできる運動や血流改善の工夫でスッキリさせることができます。
