※あくまで個人の感想であり、効果を保証するものではありません
レーザーが怖くて塗り薬を選んだ私の結論
私は「ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)」と診断されてから、長い間レーザー治療を避けてきました。
理由はとても単純で、怖かったからです。
レーザーでシミが悪化した、増えた、後悔したという体験談をネットで目にするたび、不安が強くなりました。
「塗り薬で何とかならないだろうか」
そう思って選んだのが、トレチノイン治療でした。
ADMにトレチノインを選んだ理由
トレチノインは、ターンオーバーを促進し、シミや色素沈着に使われることが多い薬です。
時間をかければ薄くなるかもしれない、そう期待して数年単位で使い続けました。
正直に言えば、
「治したい」という気持ちよりも、
「レーザーを避けたい」という気持ちのほうが強かったと思います。
数年使い続けた結果|ADMは変わらなかった
結論ははっきりしています。
ADMには、トレチノインは効果がありませんでした。
色が薄くなることもなく、境界がぼやけることもなく、消える兆しもありませんでした。
これは、私の肌が特別だったからではありません。
なぜトレチノインではADMに効かないのか
私が医師から受けた説明では、
ADMは色素細胞が真皮の深い層に存在する病変です。
一方、トレチノインが作用するのは、表皮からごく浅い層までに限られます。
つまり、薬が物理的に届かない場所に原因があるのです。
この構造を理解すると、
数年頑張っても変化がなかった理由が自然に説明できます。
努力不足でも、使い方の問題でもありません。
「レーザーが怖いから塗り薬」という選択について
当時の私は、レーザー治療が怖くて仕方ありませんでした。
だからこそ、塗り薬という選択をしたのだと思います。
その判断自体は、気持ちとしては自然でした。
けれど今振り返ると、治療としては遠回りだったと感じています。
ADMは他のシミとは性質が違う
ADMは、
肝斑や表在性のシミ、炎症後色素沈着とは、性質がまったく異なります。
「シミは塗れば治る」という情報は、
ADMには当てはまりません。
私がこの体験で伝えたいこと
私が伝えたいのは、ひとつだけです。
ADMにトレチノインを何年使っても、消えない可能性は高い。
それは、誰かの努力不足ではありません。
怖さを抱えながらも、自分なりにできることを選び、続けた結果です。
ただし、
病変の深さを知らずに希望を託してしまうと、
時間だけが過ぎてしまうことがあります。
同じように悩んでいる人へ
もし今、顔のシミで悩んでいる方がいたら、
この体験が、遠回りを避け、無駄な出費を減らすための判断材料になればと思います。
良い美容皮膚科医に相談し、
トレチノインでは消せないシミもあるという事実を、ぜひ知っておいてください。
